おばあちゃんからの言葉 自分の良さを探すなら、自分以外の人からの言葉に耳をすませてみよう!
10年ほど前に亡くなったおばあちゃんからの言葉がふと浮かんだ。
『えりかちゃんは、優しい子だから』
本当のこと言うと、私はおばあちゃんのこと、あんまり好きじゃなかった。
物静かな母に代わって、口うるさく、すぐ他人と比べたがる…。大きな声で笑えば、みっともないと。男の子を家に連れてくると、いやらしいと言ってみたり。
そんなおばあちゃんのことは、そんなに心からは好きじゃなかった。
でも小柄で、人情味があって、大盤振る舞いで、人と集うことが好きだったおばあちゃんは、可愛らしいおばあちゃんだと周りから言われた。
病床のおばあちゃんが、気持ちも小さくなっていたのか、
「えりかちゃんは優しい子やで」
そう言った。
ずっとずっと、
(嘘ばっかり!!)
そう思っていた。
でも亡くなって10年経った今でも、思い出す。
私はおばあちゃんにはあえて優しく接する事はしてなかった。
でも、おばあちゃんがそう言ってくれたのは、
本当の気持ちだったのかな…と。
だったら、ありがたくこの言葉を受け止めよう!
私の良いところって、きっと優しいと言う事なんだ、と。
私の軸となる部分は優しさなんだ、と。
40年以上生きてみると、自分と周りの人との違いを少し客観視する事が出来るようになり、
そう思ってみると、
優しい
そういう言葉をよく言われるな、と。
自分のいいところが、優しさなら、それはきっともっともっと、その部分を大切にするといいのかなぁ!と。
自分はそう感じていなくても、周りからよく言われる言葉
そういう言葉に意識して耳をすませていると、自分ってどういう人間なのか?のヒントが出てくるかもしれない。
嫌な事は聞き流し。
良いところは間に受けて。